お味噌汁の具としてお馴染みのわかめ。
実は、栄養満点の食材なんです。
ですが「わかめって、あまり食べないかも?」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、わかめの栄養成分と健康&ダイエット効果についてご紹介します。
わかめの栄養&健康効果
わかめには、ミネラルやたくさんの栄養成分が含まれています。
中でも注目すべき成分が、カリウム、ヨウ素、フコイダン、アルギン酸です。
それぞれの成分について見ていきましょう。
カリウムは、ミネラルの一種で、体内の余分な塩分を体外に排出し、高血圧の予防やむくみを
軽減させる作用があります。
ヨウ素もミネラルの一種で、甲状腺ホルモンの成分になります。
甲状腺ホルモンは、交感神経を刺激するので、体の代謝を促すことができます。
また、美肌を保つ効果もあるんです。
フコイダンは、水溶性食物繊維の一種で、もずくや昆布などにも含まれているネバネバ成分です。
フコイダンは、NK細胞(がん細胞などを攻撃するリンパ球)を活性化し、免疫力の向上、
がん予防効果が期待されています。
それと、ピロリ菌が胃壁に付着するのも防いでくれます。
アルギン酸も水溶性食物繊維の一種で、コレステロールや糖質の吸収や、急激な血糖値の上昇
を抑えて、脂質異常症や動脈硬化などを予防することができます。
フコイダンとアルギン酸には、腸内の乳酸菌を増やして便秘を改善する力もあります。
このようにわかめは、健康&ダイエット効果が大いに期待できる食べ物なのです。
わかめダイエットの方法
わかめダイエットはとても簡単。毎食わかめを食べるだけです。
わかめだけを食べるわけではないので、ストレスも溜まりません。
わかめの1日の摂取量は、乾燥した状態で40gまでになります。
40gと聞くと少なく感じますが、わかめを水で戻すと10倍に膨れるので、
かなりのボリュームになるんです。
わかめは、食べ過ぎるとお腹が緩くなるなどの副作用が起きることもあるので、
なるべく40g以上は食べないようにしてくださいね。
わかめの食べ方は、スープ、酢の物、サラダが一般的ですが、ごはんと混ぜたり、
炒めものにも使うことができます。
毎食食べるので、飽きずに食べられるように工夫してみましょう。
わかめを毎日食べましょう
わかめダイエットは、すぐに効果が出るダイエット法ではありません。
継続していくうちに次第に痩せ体質になります。
わかめは、1日の摂取分のカロリーが40kcalしかありませんので、
低カロリー過ぎて置き換えダイエットには向きません。
あくまでもわかめは、主食ではなくて、おかずなんです。
ですから、わかめダイエットをするときは、他の食材との栄養バランスを考えながら
行ってくださいね。