栄養満点の甘酒。
寒い冬に飲む機会が多い甘酒ですが、最近はその健康効果から一年中飲まれるほど人気となっています。
今回は「飲む点滴」といわれるほど栄養が豊富な甘酒についてみていきます。
甘酒の種類
甘酒には、米麹から作られるものと酒粕から作られるものの2類があります。
米麹の甘酒は、お米と米麹と水を混ぜて、発酵して作ります。
米麹の甘酒は、ブドウ糖の優しい甘味が特徴で、アルコールが含まれていないので、妊娠中の方やお子さんも安心して飲むことができます。
酒粕から作られる甘酒は、日本酒を製造するときに出る酒粕を水で溶いて作ります。
酒粕で作られた甘酒には、少しアルコールが含まれています。
味が薄いので、砂糖が加えられていることも多いです。
この2種類の甘酒のうちで栄養価の高いのは、米麹の甘酒です。
購入するときは、米麹の甘酒を選びましょう。
ただ、米麹と酒粕を混ぜた甘酒もあるので、妊娠・授乳中やお子さんに飲ませたい場合は、製品表示に気をつけてください。
甘酒の栄養&効能
米麹の甘酒には、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラル、ブドウ糖、コウジ酸が含まれています。
これらの栄養成分のおかげで米麹の甘酒を飲むと、代謝アップ、便秘解消、腸内改善、疲労回復、ストレス軽減、糖尿病予防、美肌・美髪効果など、いろいろな効果を得ることができます。
甘酒ダイエット
米麹の甘酒を飲んでダイエットしたい方にオススメの飲み方をご紹介します。
ダイエット効果を期待したい方は、甘酒を朝に飲むようにしましょう。
朝がいちばん基礎代謝が上がる時間帯です。当然、基礎代謝が上がると脂肪が燃えやすくなります。
コップ1杯くらいが目安です。
体を冷やさないためにも、甘酒は温めてから飲みましょう。
そのまま飲んでもいいのですが、生姜を加えると血行が促進されて、より脂肪が燃えやすくなります。
生姜は体を温めてくれるので、冬場は特にオススメです。
おいしい甘酒の作り方
甘酒は、手作りすることもできます。
材料は、麹と米と塩だけです。麹は400~500g、米は1合、塩少々です。
米を研いで、おかゆ用の水加減にして炊飯器のスイッチを入れてください。
その間に麹をバラバラにほぐしておきましょう。
炊飯器のスイッチが切れたら、釜ごと取り出してヘラでおかゆを混ぜます。
そして、おかゆの中へ冷水(2カップ強)を入れて混ぜてください。
そこへ麹を加えて均一になるようにヘラで混ぜます。
表面を平らにしたら、炊飯器にセットして保温ボタンを押します。
このとき、炊飯器のフタは開けたままにしてタオルをかけておきます。
4~5時間保温するのですが、1時間半~2時間おきに混ぜてください。
4~5時間経ったらフタを開けたまま炊飯スイッチを入れて、最後の加熱を行います。
加熱中は時々かき混ぜてください。
加熱は沸騰直前までです。90度くらいになったら塩を少々入れてください。
塩を入れたら別の容器に移して冷ましましょう。
冷め切ったら保存容器に移してください。
手作りの甘酒は手間がかかりますが、自家製の甘酒ということで安心感がありまし、美味しさもひとしおです。
ぜひ作ってみてくださいね。