古い角質がお肌に残っていると、肌のくすみやザラつき、角栓、化粧品や美容液の浸透が悪くるなど、肌トラブルの原因になります。
今回は、古い角質をためないための、肌のターンオーバーの正常化についてご紹介します。
古い角質が肌にたまる4つの原因
古い角質が剥がれ落ちないで、肌にたまってしまう主な原因は、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れといわれています。
では、どうして肌のターンオーバーが乱れてしまうのでしょうか。
主な原因は4つ。
睡眠・乾燥・紫外線・食生活です。
それぞれを見ていきましょう。
①睡眠がきちんと とれていないときのターンオーバーの乱れ
新しい肌細胞を作るための成長ホルモンが一番活性化する時間帯は、午後10時~午前2時までの4時間といわれています。
これは「お肌のゴールデンタイム」といわれ、この時間にきちんと睡眠がとれていないと、肌のターンオーバーがうまくいかなくなります。
夜ふかしや徹夜など、忙しい現代女子なら落ち入りがちな部分ですね。
「午後10時には寝ましょう。」というのは、なかなか難しいかもしれませんがたまには、お肌と健康のために、早寝を心がけてみてください。
②乾燥によるターンオーバーの乱れ
肌がきちんと保湿されていないと皮膚が硬くなってしまい、古い角質が剥がれずらくなります。
これが、ターンオーバーの乱れを誘います。
古い角質は保水力がないので、化粧品や美容液の浸透が悪くなって、どんどん乾燥肌になってしまうという悪循環が起こります。
「肌が乾燥してるな?」と感じたら、保湿力の高い化粧品に変えてみるなど、自分の肌をきちんと管理することも、ターンオーバーの乱れを防ぐためには大切です。
③紫外線によるターンオーバーの乱れ
肌は外部からの刺激を受けると、防衛本能が働いて角質を厚くします。
日焼けなどによる肌ダメージは、異物が侵入しやすくなるため、それを防ごうとして古い角質が厚くなるんです。
こうなると当然、ターンオーバーも乱れていきます。
また紫外線は、乾燥の原因にもなります。
これは、紫外線によって角質の表面をおおっている皮脂膜が破壊されて、角質内の水分がどんどん蒸発していくためです。
日頃から、きちんと日焼け止めを使う習慣をつけましょう。
曇りの日も、雨の日だって紫外線は存在します。
日焼け止めには、効果の強いものから弱いものまで、色々ありますので、シーンによって使い分けるといいですね。
そして、保湿ケアも念入りに行いましょう。
④食生活によるターンオーバーの乱れ
偏った食生活をしていると、ターンオーバーに必要な栄養素が、きちんと摂れなくなってしまいます。
食生活と美肌とは、切っても切れない関係なんです。
正常なターンオーバーに必要な主な栄養素
・タンパク質(細胞や保湿成分の材料となる)
・オメガ3系脂肪酸、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE
(バリア機能を持ったセラミドの材料となる)
肉や魚、大豆や乳製品、緑黄色野菜やフルーツなどを偏らずにしっかり摂るといいですね。
でも現実は、なかなか難しそうですが、毎日の食生活を少しずつ見直すところから始めてみましょう。
外食するときは、メニューを見ながら自分に足りてなさそうなものを注文したり、野菜ジュースや豆乳を積極的に飲むのもいいですね。
ファーストフードや甘い物の摂り過ぎは、ビタミンを大量に浪費して、コラーゲン(タンパク質の一種)を壊してしまう原因にもなりますので注意しましょう。
ターンオーバーの改善は、あまり神経質になりすぎると続きませんから、いつも“意識を持つこと”を心がけるといいかもしれません。
今回は、古い角質をためないためのターンオーバーの正常化についてご紹介しました。
古い角質をためないことは、当然、美肌にもつながります。
ぜひ、試してみてくださいね。