角質とか角栓って、よく聞きますよね。
なんだか悪いイメージを想像しますが、実際はどうなんでしょう。
今回は、角質と角栓の違いについて、しっかりと調べてみました。
角質とは？
角質とは、肌の一番上の層（表面）にある「角質細胞」のことです。
角質には、雑菌の侵入を防いだり、いろいろな刺激から肌を守ってくれるバリア機能があります。
また、お肌の水分の蒸発を防いでくれるタンクの役割もあったりと、角質はとても大切な存在なんです。
肌が正常な状態だと、役割を終えた角質はターンオーバーによって自然と剥がれ落ちていきますが、ターンオーバーがうまくいかなくなると、古い角質が肌に残って厚くなり、ゴワつきやくすみ、基礎化粧品がうまく浸透しないなどの原因になります。
角質に悪いイメージがあるのは、この古くなっても残っている角質の存在なんです。
ターンオーバーってなに？
角質対策を考えるときに重要になってくるのが、肌のターンオーバーです。
ターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれ変わるサイクルのことをいいます。
人間の肌は、奥の部分から絶えず新しい細胞が作られて、徐々に肌の表面へと押し上げられてきます。
このとき古くなった角質が、自然と剥がれ落ちます。
健康な肌の状態だと、だいたい２８日周期でターンオーバーが行われていきますが、新陳代謝が弱っているときや加齢などの要因で、ターンオーバーの周期が乱れる（遅くなる）と古い角質がいつまでも剥がれず厚い層となって、肌トラブルの原因になります。
角栓とは？
角栓とは、古くなった角質が、皮脂と混ざりあって毛穴に詰まった状態をいいます。
角質が、毛穴にフタ（栓）をした状態なので「角栓」と呼ばれています。
鼻の頭や小鼻に、黒くポツポツと目立つ、いわゆるイチゴ鼻の正体は、この角栓なんです。
角質と角栓は全く違うものではありませんが、肌や角質のトラブルが、角栓を作ってしまっていたんですね。
角栓も角質と同じで、肌が健康な状態であれば、ターンオーバーによって毎日自然に取れていきますので、除去する必要もないんです。
でも、肌のターンオーバーが乱れているときは、角質がどんどんたまるので、角栓もできやすくなってしまうんです。
少し時間はかかりますが、古い角質をためないためには、やはり肌のターンオーバーを正常にもどすためのケアがとても重要になります。