ようやくニキビが治ったと思ったら跡になってしまった。
赤黒くなったり、肌がデコボコになっったり ・・・
ニキビ跡は、ある程度の段階まででしたら、市販薬を使ったり、食べ物を見直したりすることで改善できますが、ななかな治らなかったり、自宅療法で不安がある場合は、やはり皮膚科で相談することをおすすめします。
そこで今回は、皮膚科の専門医によるニキビ跡の治療について、治療法や効果、保険適用などについてまとめてみました。
ニキビ跡の皮膚科での治療法とは
ニキビ跡が気になって皮膚科を受診すると、まずはビタミン剤や抗生物質などの飲み薬の処方や、塗り薬など、保険適用の範囲で処方されることが多いようです。
その後、処方薬の効果を見ながら、状況によっては保険がきかない治療法なども医師から提案される場合が出てきます。
例えば、赤黒く色素沈着してしまったニキビ跡には、フォトフェイシャルという肌に優しくて有効な光だけをあてるレーザー療法があります。
レーザー治療は、主に肌のターンオーバーを促すことを目的とした治療法で、赤黒く色素沈着したニキビ跡や、炎症を起こしているニキビ跡に効果的といわれています。
一般的な一点に集中して照射するレーザー療法では、施術後に数週間の間、専用テープで患部を保護しなければいけませんが、フォトフェイシャルの場合は、顔全体の広い範囲に照射できるだけでなく、施術後のケアは、普通の日焼け止めを塗るだけでいいので、学校や会社に通いながらでも安心して治療することができる最新の療法です。
病院や症状にもよりますが、フォトフェイシャルは、だいたい月に1~2回程度の頻度で、5~10回ほど続けることでキレイな肌へと導いてくれるようです。
もちろん、人によっては1度の施術で満足できる人もいれば、さらに継続したいという人など、施術回数はさまざまです。
フォトフェイシャルは、保険の適用外の治療となり、病院にもよりますが、だいたい1回2~3万円程度の費用がかかります。
学生の方には、なかなか手が出せない治療かもしれませんが、効果が期待できる美容治療なので、社会人になってから治療をしてみるのも良いかもしれません。
肌がデコボコになってしまったニキビ跡の治療法とは
毛穴の周りが陥没して、デコボコになってしまったニキビ跡の治療法としては、ケミカルピーリングが人気です。
これは、酸性の薬剤を肌に塗ることで、肌表面の角質や汚れを取って表面を滑らかにしてくれます。
また、古い角質が取り除かれるため、色素沈着のニキビ跡にも効果が期待でき、幅広いニキビ跡の治療に用いられています。
施術範囲も、目や口の周りなどの敏感な部分以外は、顔全体から背中などにもできる治療のため、その人の症状に合わせやすいのが特徴です。
ケミカルピーリングは、施術中に肌が少しピリッとしやすく、肌の表面を溶かして取り除いているため、軽いやけどのようなヒリヒリ感やほてりを感じる人が多いようです。
しかし、薬剤をその人の肌質にあった濃度に調整したり、塗る時間を短くするなど、医師の判断で最適な治療を行ってくれるため、安心して施術を受けることができるでしょう。
ケミカルピーリングは、保険適用外の治療になりますので、1回の施術で数千円~1万円前後の病院が多いようです。
また、肌の表面を取り除いて栄養を吸収しやすい状態にするため、イオン導入などの美容施術とセットで行っている病院もあります。
どのような施術を受けるかは、費用の関係もあると思いますので、その辺は先生と良く相談しながら考えましょう。
ま と め
病院ならではの、効果的で症状や肌質にあった最適な治療を受けられるというのは、皮膚科で治療する大きなメリットと言えるのではないでしょか。
自分はどのタイプのニキビ跡なのかよく分からない場合やニキビ跡のセルフケアに不安な人は、一度、皮膚科で相談してみるのもいいかもしれませんね。