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その口臭って 口呼吸が原因かもしれません!?

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口呼吸って、実は口臭の元なんです。
口を開けていると、当然、口内が乾きます。
すると乾燥が大好きな雑菌が大繁殖して、臭いガスを発生させます。

無意識のうちに口呼吸をしている人はたくさんいます。
日本人の半数以上が口呼吸という説もあるくらいなんです。

鼻詰まりだったり、口の周りの筋肉が弱かったり、単にクセだったり、原因は様々です。

口が乾いて臭くなり、そのストレスで、ますます口が乾き、ニオイがどんどん強くなる。
負の連鎖ですね。
口呼吸が引き起こす口臭を防ぐには、鼻呼吸に変えるしかありません。
ということで今回は、口呼吸になってしまう原因と鼻呼吸に変える方法についてご紹介します。

 

口呼吸の原因と鼻呼吸に変える方法:鼻詰まりや鼻水が原因の場合

アレルギー性鼻炎や風邪による鼻詰まりや鼻水。
物理的に口でしか呼吸ができないときです。

方法その1鼻炎や風邪をで治しましょう

今は市販薬でも、即効性のあるものが出ていて助かりますよね。 
でも「薬を飲むと口や咽が渇いてしょうがない」ということありませんか。 
実はこれ、口渇と呼ばれる薬の副作用で、抗ヒスタミン薬などのアレルギーを抑える成分が、唾液の分泌を抑えてしまうからなんです。 

唾液が減るということは、すなわち雑菌が増えて口臭が出るということです。 

薬を飲んだのに、さらに口臭が悪化するなんて困りますよね。 
最近では、口渇の起こりにくい薬も開発されているようですので、できれば市販薬よりも、病院の先生にご相談して処方していただくようにしたいですね。

 

方法その2部屋を清潔にしましょう

アレルギー性鼻炎の場合、自宅の室内環境も大きな原因の一つに上げられます。 
 シーツなどはまめに洗い、布団は定期的に干す 
 換気もまめに(空気中に浮遊する塵やホコリを追い出す) 
 ときどき濡れ雑巾で拭き掃除をする 
 手を抜かず掃除機をきちんとかける

なお、掃除機選びも大切です。 

サイクロン式の掃除機は、排気がキレイだといわれていますが、お手入れが大変です。
頻繁にフィルターやダストボックスを掃除しなければなりませんし、そのときゴミに直接触れてしまいます。 

一方、紙パック式の掃除機は、1~2ヶ月に1回程度のパック交換で済みますし、ゴミにもほとんど触れません
お財布との相談になりますが、上位機種を買えば高性能なフィルターや紙パックが設定されていますので、排気もすごくキレイです。

 

方法その3鼻うがいをしましょう

鼻の中を丸洗いします。 鼻詰まりもスッキリして、風邪などの予防にもなります。 

先ず、洗面器にぬるま湯を入れます。 
1ℓだとやり難いので、2ℓ位がいいです。 

そこに食塩を18g位入れて混ぜます。
ペットボトルのキャップで約2杯分です。 
  
顔を洗面器につけて、片方の鼻をふさいで、もう片方の鼻で食塩水を吸います。
ゆっくり吸って口から出します。それを左右、3回位ずつ。
(吸った水は、洗面器の外に出しましょう。お風呂に入ったときにやるのがいいですね。)
 
はじめのうちは、口から出すのが難しいかもしれませんので、軽くすって、そのまま鼻の力を抜いて、鼻から出してもいいです。
   
終わった後、鼻の中の水分が気になるようでしたら、軽く鼻をかみます。

鼻うがいは、あまりやる過ぎると鼻の粘膜を傷めてしまいますので、1~2日に1回程度に留めましょう。

食塩を使う理由
やってみると分かりますが、真水で鼻うがいをするとツーンとしてすごく痛いです。
プールで、鼻から水を飲んでしまった経験ありますよね。 
これは、人間の体液と水の浸透圧が違うためです。   
鼻粘膜内の細胞は、真水よりも濃い体液で満たされているので、鼻から入った真水は、濃度を等しくしようとして細胞内に入り込みます。
その結果、細胞が膨んで、それを痛みとして感じるのです。

そこで鼻の中が痛くならないように、真水を体液と同じ塩分濃度にするわけです。   
人間の体液は塩分0.9% 1ℓの水に食塩9gを入れると同じになります。従って、2ℓの水には18gの食塩ということになります。    
なお、塩水の準備が大変でしたら、ノズル式のうがい薬も市販されていますので、それを利用してもいいですね。

 

口呼吸の原因と鼻呼吸に変える方法:口輪筋が弱かったり、口呼吸がクセになっている場合

口の周りの筋肉が弱っていると、無意識のうちに口があいてしまって、口呼吸になりやすいです。
また、口呼吸がクセになっている場合もあります。
ここでは、口輪筋を鍛えたり、口呼吸グセを矯正して、鼻呼吸に変える方法をご紹介します。

方法その1口輪筋を鍛える

口を閉じたり開いたりするときに使う筋肉を口輪筋といいます。
 
舌出し運動
舌を出して、上下・左右に動かすだけです。
4方向で1セット。
これを10~20セット行います。
舌を動かすことで唾液腺が刺激され、口臭予防にもなります。 

頬の運動
空気が漏れないように口をしっかり閉じます。
ほっぺたを思いっきり膨らませます。風船のように。

次にほっぺたを思いっきりくぼませます。口の中が真空になるくらいに。
これを10回程繰り返します。ちょっと空いた時間に行いましょう。    

食べ物をよく噛む
よく噛むことで口輪筋を鍛えます。軟らかい物ばかり食べるのは禁物です。
よく噛むと唾液もたくさん出てきます

よくしゃべり、よく笑う 
おしゃべりや笑いは、口輪筋を活発に使います。

起きている間は、口をキリッと閉じるよう意識する。
いい緊張感が持てておすすめです。気分もキリッとしてきます。

 

方法その2ガムを噛む

ガムを噛むことで、強制的に口呼吸をできなくします鼻呼吸のクセをつけます。
口の中に何かが入っていると、口呼吸しにくいですよね。
ガムは、砂糖の代わりにキシリトールが入ったものにしましょう。

 

方法その3飴をなめる

ガムと同様、強制的に口呼吸をできなくします。
ハチミツ100%の飴が良いといわれています。
ハチミツに含まれる成分が、舌苔のタンパク質を分解してくれるので舌掃除もできて一石二鳥です。

 

方法その4マスクをする

夜寝るときに、口だけにマスクをします。鼻は出しておきます
口が開かないようにするマウステープも市販されていますので、どちらか自分に合った方法で行いましょう。

 

口臭予防だけではない鼻呼吸のメリット

体の健康を守る 

鼻呼吸するということには、いろいろなメリットがあります。
鼻は、空気中のアレルゲンや細菌などの進入を水ぎわで抑え、また、吸い込んだ外気を瞬時に温めて加湿することで、肺のガス交換能力を高めてくれています。
口で呼吸するということは、口臭の発生はもちろん、体調不良やいろいろな病気の引き金にもなり兼ねないということなんです。

余談ですが、鼻呼吸しかできない犬や猫は、あまり風邪をひかないといわれるのも、このためらしいです。
口呼吸ができるのは、気道と食道が完全につながっている人間だけだそうです。
人間は進化の過程で、直立歩行と言葉を発する能力を手に入れました。
これが咽の構造を変化させて、口呼吸を可能にしたといわれています。

 

小顔になる

口呼吸を続けていると、口輪筋や顎の筋肉が衰えてきます。
逆に鼻呼吸は、口元を引き締め、顔のゆがみもとれて、美しい小顔を作ります。
なお、口呼吸は出っ歯になるという話しもありますので気をつけましょう。

 

イビキを防ぐ

口呼吸で寝ていると舌が気道に落ち込みやすくなって、気道を狭めてしまいます。
すると空気抵抗が大きくなって、咽が振動します。
これがイビキの一つのパターンです。
このイビキは、鼻呼吸に変えることで解消でき、睡眠の質も向上します。


    

ま と め

いろいろ調べてみると、口呼吸は「百害あって一利なし」のようです。

人間の体は、本質的に鼻で呼吸するようにできています。
鼻呼吸には、口臭防止のみならず、健康維持や美容効果等々、さまざまなメリットがあります。

無意識のうちに絶え間なく行っている呼吸。
鼻で呼吸するという小さな意識の積み重ねが、健やかな生活につながるんです。

-口臭, ニオイ

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